仰向けに寝ます。そして、目を閉じます。そして、口から絶え間なくフルに呼吸をしていきます。吐いた瞬間に息を吸う、吐いて吸う、という風に。吐く息の時にできるだけリラックスして沢山吐き、吸う時にもできるだけ沢山吸っていきます。
それを繰り返すうち、呼吸が息を通して細胞のレベルまで入っていきます。するとそれが、過去において抑圧してきた感情とか記憶が閉じこもっていたのを表面に浮かび上がらせてきます。そして、それらの感情を解放していきます。泣きたいだけ泣いて構いません。叫びたいだけ叫んでも構いません。手足をばたばたさせても構いません。
ブリージングの中でやっていく事は、意識のマインドと潜在意識のマインドのブリッジを掛けていくという事。普段、自分では気付いていなかった潜在意識の中での感情とか、いろいろな思考に気ずいていきます。通常、潜在意識の中にある感情とか観念が、日常の生活の中で否定的な結果を生み出しています。そして、その抑圧されている感情というのは過去において起きた事に対する感情なんです。子供の頃の経験、体験かもしれない。多くはそうであり得ます。
というのは、我々は７歳までに自分に対して、そして自分のまわりの世界に対して行う否定的な決定、決断から、否定的な観念を身に付けたり、そして観念があるので様々なパターンを創ったりします。ブリージングの中で見ていくのは、まさに、この望ましくないパターンです。
しかし、もちろん大人の人生において良い成果を創るような肯定的な観念もあります。当然、その部分はうまくいっているのだから、それには関わりません。
ある時は子供の頃の思い出が蘇ります。あまりにもずーっと昔の頃に戻るのが難しかったりして、３年くらい前の事が思い出される事があります。この３年前の思い出を又ずーっと辿って過去に戻っていくと、子供の時の体験、経験に出くわすかもしれないです。
どんな事を思い出してもいいのですが、否定的な観念とは何なのかという事を自分自身で発見していきます。そして、その観念をどのように変化させていったらいいのかという事を考えていくのです。
私達は誰でも過去のつらい体験にまつわる感情を内側に閉じ込めておこうという傾向があります。否定的な感情を閉じ込めておけばおく程、同じ種類の否定的な結果が生み出されます。
過去の体験にまつわる否定的感情が、現在において否定的結果を生み出すとはどういう事なのか？実用的な例を取り上げてみましょう。
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